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RiskVu は機器のリスクをビジュアル的にわかりやすく診断・評価するためのソフトウェアで、 故障分析ソフトウェア FaultTree+ の補助的ツールです。 FaultTree+ 内で使用されるフォールトツリーやイベントツリーなどの知識を必要とせずに、 エンドユーザーによって直感的に機器の故障リスクの評価ができることが特徴です。
※FaultTree+ で作成されたファイルを使用しますが、FaultTree+ 本体は必須ではありません。
RiskVu は、現在の安全評価を行うためのソフトウェアです。 エンジニアリングユーザーが作成したシステムに対する複数の FaultTree+ 分析をもとに、 オペレーターが、システム全体の現在のリスクを評価することが出来ます。
コンポーネントの状態を編集することにより、リスクの増減をわかりやすく確認することが出来ます。 この機能により、計画的メンテナンスの実施有無によるリスクの増減を評価するなどが出来ます。
コンポーネントの状態を変更することでリスクがどのように変化するかの例を以下に示します。 コンポーネントの状態を変えることによって、リスクが "High" (65) または "Intermediate" (2.9) と変化します。
RiskVu は FaultTree+ で作成したモデルを用いて確率論的リスク分析を行います。 RiskVu を導入する際は、FaultTree+ で作成したファイルが読み込みさえできれば、 同じコンピュータ上に FaultTree+ をインストールする必要はありません。
また FaultTree+ のプロジェクトでは、サブシステムやシステムを分割して、 それぞれの担当者が評価を行うこともありますが、 RiskVu ではこのような別々に作成された複数のモデルも同時に評価することが出来ます。