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SSA

安全性評価(SAE ARP 4761やISO26262(ASILレベル))関連モジュール

Reliability Workbench(RWB) の安全性評価関連モジュールは、SAE ARP 4761やISO26262(ASILレベル)で要求される安全性評価プロセスを支援するための機能を有します。 本機能群を用いることでSSA(System Safety Assessment)やFHA(Functional Hazard Assessment)の実施が可能となります。

安全性評価に資する機能を以下に説明します。

  1. Safety Assessment : 安全性評価

 SAE ARP 4761等で要求される開発品質要求を管理します。要求の中で、DAL(Development Assurance Level)が 大きい場合は、要求に対してFMEA(定性的な評価)やFTA(定量的な評価)等を用いて検証を行う必要があります。 本機能は、要求と検証モデルによる結果を管理します。 Safety Assessmentモジュールは、FHAを実施するために、FMEAやFTAとの連携が可能です。


SSA(FHA)の例(クリックで拡大)

  1. FaultTree : フォルトツリー分析

 フォルトツリーを用いて、ハザードに対する信頼度を定量的に評価することができます。 本モジュールの利用により、カットセット分析の実施、重要度(FVI)評価、 感度解析(RAW:リスク増加価値、RRW:リスク低減価値)が可能となります。 また、共通原因故障(CCF)に対して、フォルトツリーモデルによる定義、βモデルの適用が可能です。 βモデルによる共通原因故障の割合を求めるためにCCF Calculator(IEC61508に基づくCCFの計算)機能を有します。


イベントツリーの例(クリックで拡大)

  1. FMECA : 故障モードと影響および致命度分析

 各種FMEA、FMECAの様式を保有し、分析を実施することが出来ます。 FMEAへの項目の追加・削除やユーザ独自様式にも対応が可能です。RPNやアクション実施後のRPNの計算が可能です。 また、機能安全に対応するための変数群を保有し、故障モードや分布、カバレッジの定義が可能であり、 残存する故障率の評価が可能です。

  1. Prediction : 信頼度予測

 信頼性ハンドブックに基づく故障率推定をおこなうための機能です。 本モジュールで求めた故障率は、データリンク機能により、FTA等の他機能で参照することができます。

  1. Parts Library : 故障率ライブラリー

 Electric Parts Libraryには、約90,000点の故障率データと信頼度予測で必要となるパラメタが格納されています。 非電子部品用故障率ライブラリーとしてNPRD-2011の利用が可能です。 部品は、ベンダー名や部品番号で検索でき、検索された部品(故障率+信頼度予測のためのパラメタ)を信頼度予測モジュール にドラッグ&ドロップで簡単に追加できます。また、本故障率データは、FMEAやFTAでも利用することができます。

分析・評価業務の実施を支援するための機能

 Reliability Workbench(RWB)は、上記の分析・評価支援機能の他に運用を簡便化するための機能を有します。 以下に、運用を簡便化するための機能を示します。

  1. Library機能:評価モデルと結果をライブラリ化し、社内で標準化(分析者間で共有)
  2. User Parts Library Option:ユーザが集めた部品情報をライブラリー化する機能
  3. Enterprise Option:評価モデルの版管理(チェックイン・チェックアウト、レビジョン管理)
  4. Isograph社のData Link Manager RWB-DOORS Module を用いることで、IBM Rational® DOORS® (*1)と連携

*1IBM Rational® DOORS®は、IBM社の要求管理ツールです。

機能一覧

その他の機能については、 こちら を参照して下さい。

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