FLiPS

ものの見方(視点)を管理するための道具としてのFLiPS

FLiPSでは、オブジェクト(施設・設備や機器などの管理対象)とタスク(管理対象に対する作業)が管理している項目で集約や階層化をして 情報を整理することが可能ですが、その設定を複数登録しておくことで、同じ情報を設備の種類別に見たり、点検方法別に見たり、 見方を変えることができます。
ものの見方のことを視点(ビューポイント)と呼び、名前を付けて設定内容を保存しておくことができます。
設定したビューポイントは、利用者間で共有できます。


ビューポイントの設定例


FLiPSの画面には、一覧表領域とカレンダー領域が存在します。この2つの領域の表示内容を調整し、ビューポイントとしてシステムに保存します。

また、階層表示を行っている場合、コストや工数などの数値情報や件数を、階層下位から上位階層へ集約することができます。


画面の構成


表示中のビューポイントを画面上で変更することができます。たとえば、上図の場合、サイト(プラントや工場など)>タスクの区分(保全作業の種別)>大分類(設備の区分) の順番で階層を構成しています。これを、保全作業件名>サイト(プラントや工場)の順番に変更することで、保全作業件名ごとにサイト(プラントや工場) 間の保全状況の比較が可能になります。下図に例を示します。


作業件名別サイト間の比較の例


FLiPSでは、この様な調整が、画面上でできます。本視点が有効であれば、名前をつけて登録しておくことで、他者も利用可能となります。

ビューポイントとして設定できる内容と期待される効果

ビューポイントとして設定できる内容とその効果を示します。

ビューポイント設定項目 説明/効果
階層の設定 オブジェクト(施設・設備や機器などの管理対象)やタスク(管理対象に対する作業)が 保有する任意の項目を用いて、階層表現が可能。
  • 設備区分による管理
  • 保全区分による管理
  • サイトや顧客、地区などによる管理
管理対象とそれに対する作業の見方を強制化することができます。また、階層を任意に切り替えられるため、 色々なポイントからの検討が可能になります。保全カレンダーの表示形式の特性から全体を俯瞰することができるため、 うまくいっているものとそうでないものの比較検討が容易になります。
フィルター 一覧表に表示する情報を制限。
  • 特定の設備区分の情報のみ表示
  • 特定の保全区分の情報のみ表示
  • 担当部門別の表示
  • 顧客や地区別の表示
  • 検査や点検項目のみ表示
予算作成時や予実管理時に担当分のみの表示が可能となります。初期階層表示設定を施すことで、画面を開いた時に、 活用中のビューポイントを最初から表示することができます。
カレンダー領域の表示内容 カレンダー部に表示する内容を指定。マークのみや、上段、下段に表示するものを設定、及び上位階層への集計の指示。
  • マーク(状況)のみ表示
  • 上段/下段に予実表示
  • 特定の数値情報(例えば、優先度など)の合計、平均、最大値を上位階層に表示
上段に計画コスト、下段に実績コストを表示することも可能です。見ている画面をそのままEXCELに出力可能です。 階層の設定と組み合わせることで、設備や装置、顧客などの各種区分に基づいた集計や分析が可能となります。
カレンダー形式 ビューポイント選択時に、カレンダーの時間軸を長期、年度、月度の何れかで表示
  • 長期計画などは、長期表示
  • 予実管理を実施している項目は、当該年度を表示
  • 日常保全項目を表示する場合は、当月を表示
利用する目的に応じて、最初に開く時のカレンダーの表示モード(長期、年度、月度)を指定できます。 表示レンジを切り替えることで、集計の範囲も変わります。長期表示中であれば、年度ごとの集計、年度表示であれば、月度ごとの集計が表示されます。

設定

ビューポイントの設定例

上記のビューポイント設定の具体例を示します。 実際の内容を参照し、汎用性の高さをご確認下さい。

定期検査や修理(保全業務管理)

定期検査や定期修理などの計画作業を周期の設定と併用して利用します。


保全業務管理


定期検査や修理(設備管理)

定期検査や定期修理などの計画作業を周期の設定と併用して利用します。 本例では、設備台帳の粒度を装置、機器、部位レベルであらわしています。応用例として、点検(検査)項目表を設定することもできます。


設備管理


年度計画(予算計画)

計画的な作業について予算を設定し、保全カレンダー上で表示しています。階層の上位には、下位階層の費用と件数の積み上げが表示されます。


年度計画


日常保全

日常保全項目を設定しています。カレンダー部には、担当班の番号を表示しています。


日常保全割り当て表

予備品管理

予備品を一覧表示し、交換履歴を記録します。


交換部品記録


保守・点検サービス

顧客に納入した製品に対する点検・保守サービスを管理します。 打合せの実施や、見積もり提示なども記録できます。


点検・保守サービス表


資産プロジェクト

保全以外に設備投資など、設備に係る保全以外を情報を記録することもできます。応用事例としては、運転情報の記録などがあります。


長期計画→年度計画


RCM(信頼性中心保全)

一覧表領域にFMEA(故障モードと影響評価)及びRPN(リスクプライオリティ番号)を表示し、カレンダー領域に 実施記録を記入します。RCMロジックに基づいた評価結果として、保全周期や内容が出力される場合、計画作業の調整を行うことができます。


RCM(信頼性中心保全)


事後保全

事後保全、不良・不具合対応の記録ができます。イベントは、ステータスによる管理が可能なため、作業依頼や受付などをマークを用いて表すことができます。


長期計画→年度計画


機能

機能一覧