Particle-PLUS コラム - ISSP2024参加レポート

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ISSP2024 signboard


この度,2024年7月2日から5日にかけて京都リサーチパークにおいて開催されたプラズマスパッタリングに特化した国際会議 『The 17th International Symposium on Sputtering & Plasma Processes』(通称 ISSP2024) 内の展示会で弊社ブースを出展しました.
ご来場いただきました皆様,誠にありがとうございました!



exhibition booth

▲ 弊社出展ブース.



季節的には梅雨真っただ中ではありましたが展示会日程中は天候にも恵まれ(おかげでとても暑かったですが…) 国内外の企業・大学を問わず大変多くの方々が出展ブースにお立ち寄りくださいました. 出展ブースでは弊社取り扱いのプラズマ解析関連ソリューションである Particle-PLUSDSMC-NeutralsVizGlowVizSpark を中心にご紹介させていただきました. プラズマシミュレーションは現時点では必ずしも幅広く活用されているとは言い難い状況ではありますが, それでもなおシミュレーションの需要の高まり自体はひしひしと感じられ, 今後より一層皆様に使いやすいソフトウェアの開発をしなければならないと参加メンバー全員が改めて決意しました.



slide CM

▲ スライド広告もありました.



研究発表については,個人的に薄膜物性の話などはあまり慣れていないため落ちこぼれないように必死でしたが, HiPIMS(High Power Impulse Magnetron Sputtering)技術の話題を中心に非常に興味深いお話を聞くことができました. 装置の駆動パラメータを変えたときに基盤に入射するイオンのエネルギー分布を事前に予測するなど, 今後シミュレーションが活用できないかと思わせるような箇所も散見されましたので, 我々に何ができるのかをさっそく社内で検討しようと思います.
もちろん「こんなシミュレーションができればいいのに…」といった皆様からの忌憚ないご意見もお待ちしております. ぜひとも皆で知恵を出し合って,この業界を盛り上げていけたらと思います!



kyoto

▲ 会議中には芸子さん・舞子さんを招いての特別パフォーマンスも披露され,特に海外から参加された皆様から大好評の様子でした. 前後の時間を使って京都市内の散策もできて,今後の仕事に向けてエネルギーを充電できました.



国際会議への参加・展示会への出展を通して,プラズマシミュレーションに興味を持ってくださる方が世界中にまだまだいることを肌で感じることができて, 改めて仕事の活力が湧いてきました. これからも製造現場で働くエンジニアの皆様の役に立つようなソリューションを提供できるよう尽力してまいりますので, さらなるご贔屓の程よろしくお願いいたします!

また,改めて今回展示ブースにご来場してくださった皆様,そして会場でご挨拶・議論に付き合ってくださった皆様,本当にありがとうございました!

ウェーブフロントでは「粒子法」でプラズマをモデル化したシミュレーションソフトウェア『Particle-PLUS』や 「流体法」のプラズマシミュレーションソフトウェア『VizGlow』を取り扱っており, これらを適宜使い分けながら皆様方へ長年ソリューションを提供しております. 本コラムを読んでプラズマシミュレーションに少しでも興味をお持ちになりましたら 資料請求無料セミナーなど承りますので, いつでもお気軽にお問い合わせください.

著者プロフィール
  上野 崚一郎 | 博士(理学)
1991年 広島県生まれ
2019年 ウェーブフロント入社
2019年 広島大学大学院理学研究科 博士後期課程修了

学生時代は数値シミュレーションを使った素粒子論(格子ゲージ理論)の研究に従事. 入社後は,専門職(エンジニア)としてプラズマ解析ソフトウェアの開発をはじめとして, 解析コンサルティング業務や国内外のユーザー向けの技術サポート・トレーニングなどを担当.

最後までお読みいただきありがとうございます. お気づきの点や扱ってほしい話題がございましたらお気軽にお問い合わせください.