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AvSim はシステム全体の信頼性、可用性、保全性を評価するモジュールです。
これに対して、RCMCost モジュール では各々の故障モードに対して信頼性中心保全スキームに基づくメンテナンスポリシー(保全戦略)の策定や最適周期の評価を行います。
AvSimでは、システムの信頼性評価に、故障に対する処置、計画保全、検査の効果等を考慮することで、システムのライフタイムにおける信頼性、可用性、保全性を評価します。
AvSim入力例
AvSim出力例(不稼働率推定)横軸:時間(20年)縦軸:不稼働率
AvSim では、トップダウン的手法を用いて、システム全体のアベーラビリティ、キャパシティ、リソースの必要量、 スペアの在庫率、デザインやオペレーションの変更の影響を評価することができます。
AvSim はシステムのスループットに関するモデルを持っているため、 デザイン変更時やオペレーション変更時におけるシステム全体のパフォーマンスの比較検討も可能です。
アベイラビリティ・シミュレーションを実施するに当たり、 個々の故障が他の故障とどの様に連鎖し、ハザードやシステムオペレーションに影響を与えるかを表すために、 AvSim モジュールでは RBD (信頼性ブロック図) または FT (フォールトツリー) を用いてシステム構成を入力します。
各々のシステムの構成要素(機器等)に対する故障率は、システム構成の末端に付与する故障モデルで与えます。
故障モデルでは、故障率を与える他に、故障に対する保全、計画保全、検査、モニタリング等の故障による不信頼度の成長を排除するための作業モデルを設定できます。
故障率には、固定値(λやMTBF)やワイブル分布等の統計的な分布を与えることが出来ます。ワイブル分布は、Weibullモジュールによる解析結果を参照することもできます。
故障による影響を評価するために、コンシーケンスの設定が可能です。 システム停止や構成要素の故障によるコンシーケンスを設定できます。 コンシーケンスは、ファイナンシャル、安全、環境、オペレーション等ユーザが設定できます。
参考資料として、システムに対する信頼性評価とAvSimによる稼働率推定の例を示します。
下記参照資料中の「保全の考慮」をご参照ください。
「システムに対する信頼性評価の例」・・・(メルマガより)
以下にシミュレーションのアウトプット例を示します。