概要
Model Link Managerとは
本ツールは以下の機能を有します。
- 安全目標/安全要求情報および安全機構(SM)情報の管理機能
- 前工程(Part4以前)のアウトプットの設定
- 安全機構一覧の入力
- 安全機構は情報を入力することで、FMEDA内で選択可能
- FMEDA機能
- FMEAやFMEDA作成支援
- FMEDAメトリック計算
- 故障率計算およびFMEDAでの故障率引き当て
- 安全目標/安全要求との連携
- EXCEL形式のFMEDAのインポート・エクスポート
- インポートされたFMEDAに基づく安全目標/安全要求および安全機構情報の作成
- FMEDA からFT図作成(FTA変換)機能
- 安全目標~安全要求~部品~故障モード~SPF/LF・MPF をFT図へ変換
- 安全機構(SM)を考慮した展開
- 安全機構(SM)のダイアグカバレッジ(DC)をANDとして表現
- FMEDAに安全機構(SM)の故障モードが含まれる場合、レイテントフォールト(LF)としてモデル作成
- FTAカットセット分析結果の評価支援機能
- カットセット分析結果(ミニマルカットセット)のリスト表示
- 暴露時間後の不稼働率(Q)、時間平均不稼働率(Q/T)のリスト表示
- 重量度(FV)、感度 (RRW:リスク低減価値、RAW:リスク増加価値)のリスト表示
- FT図内に記載された従属故障情報(CCFやCF)のリスト表示
- ミニマルカットセットの内容評価による FTモデルの妥当性評価支援
対象
主な導入先/ユースケース
注)MLMはFMEDAに記載された部品情報をFTAの末端として展開することができますが、FMEDA を機械的にFT図に変換し、そのまま用いる場合、ISO 26262 で言及する「帰納的・演繹的な両方の方法による独立した評価を実施する」に反します。MLMで提供するFMEDAをFT図に変換する機能は、FT図作成の煩雑さや工数を削減するための支援機能です。
FAQ
導入に際してよく頂く質問
- ライセンス形態について
- 以下のRWBライセンスが必要です。
- Prediction IEC TR 62380 or SN 29500/IEC 61709
- FMECA
- Fault tree+
- Plugins
- こちらに加えてModel Link Managerインストールパッケージを納品致します。
RWBフローティングライセンスにより、ライセンス本数以内の同時起動が可能です。
- ISO 26262に掲載されている例題と、計算結果が一致していますか
- 以下の通り確認しております。
- ISO 26262 1st Edition Part10 Table A.5 及び Figure B.6 の再現ができております。
- ISO 26262 2nd Edition Part5 Annex E の再現ができております。
- 再現の詳細については、お問い合わせ頂ければデモを実施させて頂きます。
- FTA変換機能の、変換パターンについて知りたい
- すべてのFTA変換パターンについて纏めた「外部仕様書」を、納品時に提供させていただきます。
-
ツール認証等に活用下さい。
- 不正入力防止機能について知りたい
- 例えば、故障モードの合計が100%を超える場合にはエラーを出力する機能があります。
-
安全機構(SM)にもかかわらずレイテントフォールトを侵害しないFMEDAデータにもエラーを出力します。
IDの重複エラー、必須項目の未入力エラーも存在します。
その他、入力規則を纏めた安全マニュアルを用意していますので、運用上はそちらを参照いただくことになります。
FMEDAの様式および入力ルールは、業界全体で画一でない面があります。導入に際して本ツールの様式確認については、お気軽に問合せ下さい。
製品に関するお問い合わせは、こちらからお願いいたします。