故障分析(Weibull分析の活用)関連モジュール
Reliability Workbench(RWB) は、 信頼性評価を実施する時に必要なる故障率を求める機能として、ワイブル分析機能を有します。 ワイブル分析機能は、故障を分析する上でも有用な機能です。Reliability Workbench(RWB)を用いることで、製品やプラントの機器の故障(癖)を 数値モデル化することが可能となり、FTA(*1)やRBD(*2)による信頼性評価にて、運用状況に基づいたを信頼度を考慮することが 出来るようになります。
故障分析(Weibull分析の活用)に資する機能を以下に説明します。
- Weibull Analysis : ワイブル分析
保全システムや不具合管理システム等から抽出された故障情報をワイブル分析することで、 不信頼度に関する数値モデルを得ることができます。この数値モデルをFTAやRBDの故障情報として 活用することで、信頼性評価に実際の機器の故障を考慮することが出来ます。
ワイブル分析を行うことによりB-Lifeや近似関数のパラメタ(ηやβなど)等の指標値が得られるため、保全時期(周期)の決定に資する 情報が得られます。
ワイブル分析については、「メールマガジン」の第10回の捕捉説明として記載していますので、こちらも参考にして下さい。
故障情報分析業務支援サービス
弊社では、故障情報の整理・分析及び分析支援サービスを提供致します。 故障情報からワイブル分析等を用いて不信頼度(故障率)やB-Life算出を行い、 結果を点検周期表や保全周期表形式でまとめます。 詳しくは、弊社営業までお問い合わせください。
故障報告、分析及び是正アクション管理システム
弊社では、故障情報を管理する仕組みとして、以下のシステムを提供でき、FRACAS(*3)を構築することが出来ます。 こちらも併せて、ご参照下さい。
- 点検周期表や保全周期表に基づく保全計画策定及び実施のためのシステム FLiPS
- 依頼、不具合対応、是正処置などの非計画系保全作業を管理するためのシステム AiPOST
オーバーホールと故障情報の管理の例(クリックで拡大)
分析・評価業務の実施を支援するための機能
Reliability Workbench(RWB)は、上記の分析・評価支援機能の他に運用を簡便化するための機能を有します。
以下に、運用を簡便化するための機能を示します。
- Library機能:ワイブル分析結果をライブラリ化し、社内で標準化(故障の数値モデルの標準化)
機能一覧
その他の機能については、
こちら
を参照して下さい。
*1FTA:フォルトツリー分析(Fault Tree Analysis)
*2RBD:信頼度ブロック図分析(Reliability Block Diagram)
*3FRACAS:故障報告、分析及び是正アクション管理システム(Failure Reporting, Analysis and Corrective Action System)